この結界石は、石を精麻の縄で結んだものです。
結界石の本来の用途は、禅寺や茶室の庭に置き、その場所より先への立ち入りを禁ずる、あるいは、その場所で立ち止まり周囲の景色を見渡すことを促すものです。
この結界石は、京都の禅僧が自ら石を集め、精麻を縄にして、祈りを込めた法具として結んでいます。庭に置くだけでなく、日々流れていく生活のなかで立ち止まり、周りを見渡して自分を省みる、そのきっかけとして側に置くものです。
この結界石は、経年変化によりいつかはただの石に戻るものです。あらゆるものが変化し続ける「無常」という現実。精麻縄がほどけ落ちるまでの時間を、祈りを込めた石と共にお過ごしください。
結界石
kekkai-seki
這塊結界石,是以精麻繩綑紮石頭製成的。
結界石最初的用途是放置在禪寺和茶室的庭園中,禁止人們進入該處以外的地方,或是鼓勵人們在該處駐足以環顧周圍的景色。
這些結界石都是由京都的禪僧親自收集石頭、編製精麻繩,並作為一種蘊含祈願的法器綑紮而成的。不僅可以將它放置在庭院裡,也可以擺在身邊,提醒自己在日復一日的生活當中停下腳步、環顧四周以及反省自我。
這塊結界石由於經年累月的變化,終有一天會回歸成普通的石頭。這是一切事物都會不斷變化的「無常」現實。敬請在精麻繩脫落之前,與這塊蘊含了祈願的石頭共度這段時光。
【素材】
material
~道具~
~桐箱~
~和紙~
~石~
~精麻~
這塊結界石,是使用日本國產精麻綑紮淡路島的石頭製成的。
淡路島是日本神話中的「日本國誕生之地」。
這些用來製成結界石的石頭,均是由禪僧親自前往淡路島坐禪,並在當地收集而來的日本發源地的一小塊碎片。
而精麻繩,一般則是使用在伊勢神宮的神道儀式上,也是製作注連繩的素材,是採用極為稀少的日本國產大麻中的精麻製成。自繩文時代以來,這種大麻繊維一直都是日本人最為熟悉的纖維,且被精心運用在日常生活的各個層面。
この結界石は、淡路島の石を国産の精麻で結んでいます。
淡路島は日本神話における「国産みの地」。
この結界石の石は、禅僧自ら淡路島へ旅して坐禅をし、そこで集めた、日本発祥の地のかけらです。
精麻縄は、伊勢神宮の神事やしめ縄の素材に使われる、とても希少な国産大麻の精麻を縄にしたものです。縄文時代より日本人の最も身近な繊維として、生活のあらる場面で大切に使われてきた大麻の繊維です。
【結界】
kekkai
結界就是「劃出界線」的意思,在佛教當中是指決定一個特定的地方(邊界),並將其用於神聖的目的,也就是創造聖域之意。有時它也是單指一種物理或精神上的界線,而標示出界線的石頭即被稱為結界石。
例如平安京(京都)與江戶(東京),整座城市本身就是建造在一個巨大的結界內。結界即是一項深植於日本精神中的概念,如神社的注連繩、相撲力士的橫綱、茶道的關守石,以及掛在商店門口的暖簾等等也都是一種結界。
結界とは「界を結する」の意で、仏教においては、一定の場所(界)を決定し、聖なる目的のために利用すること、つまり聖域をつくることを意味します。
あるいは、単に物理的・精神的境界のことを指すこともあります。界の境を示す石を結界石といいます。
例えば、平安京(京都)や江戸(東京)は、都市そのものが大きな結界の内に作られています。神社のしめ縄や、力士の横綱、茶道の関守石、商店の入り口にかける暖簾など、結界は日本の精神性に深く根付いている概念です。